今回はこのような疑問に答えていこうと思います。
✔本記事の内容
- 独学でも漫画家になれます!
- 独学で漫画家になるには
- 独学でのデビュー方法
- 独学で漫画家になるために勉強すべき事
- 独学で漫画家を目指すメリット
- 独学で漫画家を目指すデメリット
- 独学よりも学校に通うのをおすすめします!
- 学校にはデメリットもある
✔本記事の信用性
本記事を書いているぼくは、独学で新人漫画賞を受賞するところまで来れたので、信用性のある記事を書けていると思います。
ぼくについて詳しく知りたい方は、プロフィールをどうぞ。
本記事を最後まで読めば、独学で漫画家を目指すにはどうしたらいいかだけでなく、どうしたら効率よく漫画家になれるかなども理解できると思います。
漫画家志望者の方は、新人漫画賞を受賞する方法【受賞経験のあるぼくが完全解説します!】の記事もおすすめです。
ぼくの実体験をもとに、受賞までにどう考え、どう行動したのかを詳しく説明しているので、有益な情報だと思います。
目次
独学でも漫画家になれます!
最初に答えを言うと、独学で漫画家になる事は可能です!
では、独学で漫画家になるのに必要な事はなんなのかを下記で説明したいと思います。
独学で漫画家になるには
独学で漫画家になるのに必要な事を、詳しく説明していきたいと思います。
参考書やネットなどから情報を得る
学校など行かずに独学で漫画を描き始める場合は、漫画を描くためにどんな道具が必要なのかや、道具の使い方、漫画の描き方など様々なことをゼロから参考書やネットなどから調べなければなりません。
実際に、ぼくは独学で漫画を描き始めたので言えますが、正直めちゃくちゃ調べるのに時間がかかりました。
今では参考書だけでなく、ネットなどからも色んな情報を個人で手に入れれる事ができます。
自分の知りたい事をすぐ知れるというメリットはありますが、大切な事をしらないまま漫画を描いている場合も出てくると思うので、専門学校などで満遍なく教わる方が効率がいいのかなとは思いました。
SNSを活用する
独学で漫画家を目指していると、周りに同じ目標を持った人がいない事が多いです。
ぼくもそうでした。
なので、漫画関係の相談をしたい事があった時に相談できる相手がいないことや、自分が漫画家志望者の中でどのくらいのレベルなのかわからないなどの孤独を感じながら作業する事が多いです。
なので、SNSを活用して漫画仲間を増やすのをおすすめします。
そうすれば、他の漫画家志望者と仲良くなれれば相談もできますし、漫画家志望としての自分の平均レベルもなんとなくわかると思います。
自分はTwitterを使っていたのですが、タイムラインを見るなどしてついつい時間をSNSに使いすぎてしまうという事が多々あったのでそこは利用する人は気をつけた方がいいと思います。
漫画家志望者がSNSを利用する際のメリット・デメリットに関しては、漫画家志望がSNSを利用するメリット・デメリットの記事で詳しく説明しているのでどうぞ。
独学でのデビュー方法
独学でデビューする方法を5つ、ここでは紹介したいと思います。
新人漫画賞に受賞する
漫画雑誌には、多くの新人漫画賞が存在します。
1番メジャーな方法で、新人漫画賞に受賞する事で漫画家への道が開かれます。
新人漫画賞を受賞する方法については、新人漫画賞を受賞する方法【受賞経験のあるぼくが完全解説します!】の記事で詳しく説明しているのでどうぞ。
出版社への持ち込み
編集者に、自分の漫画を直接見てもらう持ち込みでも漫画家になる事は可能です。
持ち込みをして、持ち込んだ漫画が面白ければ、新人漫画賞を飛ばして、いきなり読み切りの掲載会議に回してくれる事もあります。
ただそのパターンはあまりなく、基本は編集者が面白いと判断した漫画は、新人漫画賞に回される事がほとんどです。
ぼくの持ち込み体験を記事にした漫画の持ち込みレポ・体験談【週刊少年ジャンプに行って来ました!】もあるので、興味のある方はどうぞ。
SNSに漫画投稿
TwitterなどのSNSから漫画家になる人もいます。
SNSで何千、何万人もの人が見るような漫画を描くことができれば、編集者の方からSNSを通じて、デビューの話が持ちかけられます。
SNSについては、漫画家志望がSNSを利用するメリット・デメリットの記事で詳しく説明しているのでどうぞ。
デジタルコミックサイトに投稿
近年では、ネット上で新人漫画賞を開催している雑誌も多数存在します。
新人漫画賞に応募しなくても、デジタルコミックサイトに投稿し、その漫画が面白ければスカウトされる事もあると思います。
コミケに出店
昔ほど多くはないものの、コミケからスカウトされる事もあります。
有名な漫画家も、コミケからスカウトされた人が何人もいます。
どの方法でデビューするにしても共通するのは、編集者に面白い漫画だと思わせれば、向こうから勝手にデビューの話がやって来るという事です。
なので、デビュー方法よりもまずは面白い漫画を描けるようになる事に時間を使った方がいいと思います。
独学で漫画家になるために勉強すべき事
独学で漫画家になるために勉強すべき事を7つ紹介します。
デッサン
人体がどういう構造をしているのかや、衣類などをどう描くかなど、漫画を描く際の基本になるので、1番初めに勉強すべき事だと思います。
人体については下記の本を見て、ぼくは勉強しました。
無駄な事を書いているページが少なく、とてもわかりやすい内容だと思います。
背景
人体だけでなく、漫画を描く際には背景も勉強しなくてはなりません。
自然物はどう描くのか、建築物はどう描くのかなどなど。
背景は描くのがとてもめんどくさいですが、必要なものなので、根気を持って勉強しましょう。
パース
背景を描く際にはパースが欠かせません。
パースとは、物に遠近感をつける技法です。
一点透視図法や二点透視図法、三点透視図法があります。
他にも広角で描く技法などもあります。
ネーム
漫画の設計図みたいなものです。
ネームの出来が良くないと、大抵面白い漫画にならないので非常に重要な作業です。
また、良いネームが書ける人はそれだけで漫画原作者としてデビューする事も可能です。
ネームについては、漫画のネーム作りに役立つ本10選の記事も参考になるのでどうぞ。
ペン入れ
下書きから完成原稿にする為に行うのがペン入れです。
付けペンにインクを付けて、下書きの上から線を引きます。
慣れないと綺麗な線が引けないので、勉強が必要です。
人物などの主要な線は「Gペン」背景や小物などの線は「丸ペン」で描く人が多いです。
仕上げ作業
ペン入れの後に、黒で色を入れる「ベタ」間違えたとこを消したりする「ホワイト」白黒以外の色を入れる「トーン」などが仕上げ作業です。
カラー
漫画が雑誌に掲載されるまでは勉強しなくてもいいのですが、急にカラー絵を描かないといけない状況になると困ると思うので、漫画家志望者のうちに勉強しといた方がいいと思います。
上記に必要な道具は、漫画を描く道具はこれがおすすめ!【初心者の方は必読です!】の記事でまとめているのでどうぞ。
独学で漫画家を目指すメリット
独学で漫画家になるメリットを2つ紹介します。
学費がかからない
当然、専門学校などの授業などを受けていないので、余計なお金がかかりません。
なので、その分のお金を画材にあてたり、バイトを減らせた時間を作業時間にあてれたりします。
時間に余裕がある
専門学校の授業や課題などが無いので、時間に余裕があり、その分漫画作業やバイトなどに時間を当てれます。
独学で漫画家を目指すデメリット
独学で漫画家を目指す3つのデメリットを紹介します。
正しい情報を得るのに苦労する
自分で全ての情報を手に入れないとならないので、調べる時間と正しい情報なのかを判断する時間がかかります。
時間に余裕がある事が逆にデメリットになる事も
時間に余裕があるのは良い事なのですが、それが逆にデメリットになることもあります。
例えば、時間に余裕がある為に漫画作業を後回しにしてSNSなどを見たりして、放置しているうちに時間が過ぎていってしまったり、友人と遊ぶ事で時間を使って、1日終わってしまったりする事もあります。
地方住みだとチャンスが少ない
東京に住んでいれば、持ち込みに頻繁に行って編集者からアドバイスを聞いて勉強でき、尚且つ作品もそれだけ見せる頻度が増えるのでチャンスが多いです。
地方住みだとなかなか持ち込みに行けないので、編集者からのアドバイスをもらう機会も減るし、作品を見せる機会も減るので、漫画家へのチャンスもそれだけ減ってしまいます。
独学よりも学校に通うのをおすすめします!
独学でも漫画家になる事は可能ですが、学校に通った方が効率がいいと思うので、その理由を4つ紹介していきたいと思います。
正しい情報や技術を学べる
独学だとネットなどから情報を得る事も多々あるので、中には間違った情報の場合もあります。
学校だと現役のプロの漫画家などが講師の場合が多いので、最新の正しい情報や技術を得られます。
なかなかプロの漫画家と出会う機会はないので、貴重だと思いますよ。
自分で情報を調べる必要が無い
独学だと自分で何を調べるか、どこにその情報があるのかなどを調べるのに時間を使います。
学校に通っていれば、自分でなにも調べなくとも授業などで漫画を描くのに必要な情報を得ることができます。
なので、余計な時間を使わずに効率よくインプットしていけると思います。
特にデジタル作画を考えている人は、独学で勉強すると調べることが多く、大変なので助かると思います。
漫画仲間を作れる
SNSでも漫画仲間は作れるかもしれませんが、学校に通っている方が共通点が多く生まれるので、SNSよりも漫画仲間を作りやすいと思います。
リアルの漫画仲間がいる事で、漫画関係の相談ができたり、プライベートでも仲良くできたりなどのプラスの面が多いのは助かります。
チャンスが多い
学校に各出版社から編集者が直接来て、講評会などを開いてくれる所もあるので、独学の人よりもそれだけチャンスが多くなります。
学校にはデメリットもある
学校は良いことだけでなく、デメリットもあります。
学費が高い
漫画の専門学校は、通常のコースで卒業までに大体200万くらいは学費がかかります。
夜間や短期コースだとしても、数十万はかかります。
なので、とても安いとは言えません。
その額を払う価値がある学校なのか事前にパンフレットなどを資料請求して、よく調べてから入学しないと損する事になります。
必要のないことも学ばなければならない
自分がすでにインプット済みの情報や、必要のないと思う情報を学ばなければならないことがあります。
中学や高校などで、数学や理科の授業など将来ほぼ役に立たない人が多いのに、何時間も授業を受けましたよね?
例えるとするならそれと同じです。
ただ必要な授業の方がそれよりも多いと思うので、ぼくは通えるなら学校に通う方が独学よりも効率よく漫画家を目指せるのかなとは思います。
漫画専門学校に興味のある方は下記の記事で詳しく説明しているのでどうぞ。
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漫画専門学校ってどんなところ?
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まとめ:お金に余裕のある人は独学よりも学校がおすすめです!
上記で説明した通り、独学でも漫画家になれますが、効率を考えると学校に通う方が良いと思うので、お金に余裕がある人は学校に通うのをおすすめします。
ぼくもお金に余裕があれば学校に通っていたと思いますしね(*^^*)
本記事は以上になります。